2000-01-01から1年間の記事一覧

He is...

彼はビンボー学生である。名前は言えない。(笑)いったいどれくらいビンボーなのかというとこのご時勢においてなんと実家に仕送りをしているほどである。そんな彼の密かな自慢は、生まれてこのかた授業料を払ったことがないということだ。もちろん踏み倒し…

科学的である、ということについて。

忘れられない先輩がいる。人生の寄り道をしまくった挙げ句大学に入ったおれとは違って現役で優秀な成績で入学されたその先輩は年は一つしか違わないもののおれが入学した時にもうすでに5回生であった。どういったいきさつでその先輩と知り合ったのか定かでは…

高校3年生の冬。

「やっぱおれ、働くことにするわ」そう親父に告げたのは、確か高校3年の冬だったと思う。おれの通っていた高校は、ごく普通の公立高校だった。京都では、できる奴はみんな私立に行ってしまいために進学校といえばみんな私立である。公立高校は、まあ普通のや…

風邪とエリートと死の制裁について。

最近寒さが厳しくなってきたせいか周りで風邪を引き始めている人が目につく。おれは「何とやらは風邪を引かない」の見本のような人間であるためかあまり風邪は引かない。喜んでいいのか嘆くべきなのかはわからないがともかく風邪は引かない人だ。それでもた…

貧乳(失礼)と肩について。

こっそり告白してしまう。(ってもう矛盾してる)実はおれは、貧乳好きである。(自爆)はああ・・・。言ってしまった・・・。いや、といっても、巨乳が嫌いだとかそういうつもりはない。ただ、どうも今までお付き合いさせていただいた女性に貧乳の方(失礼)が多…

しょーとぽえむ。

げぼっ ぷく。 ぷくぷく る。 ぷくぷく ぷく。

にいさんたちに100の質問。

見てると面白そうなのでおれもやってみることにしました。おれが引用した質問はここからです。しかし、思ったより時間がかかるなあ。まずは1~30までということで。Q1:アナタのナマエ(HN)は?書いてある通りってことで。Q2:HNの由来は?もろに本名の…

最終章 収束。

10月の初めにここで日記を書こうと思い立ったときまずそのタイトルを何にするか考えなければならなかった。と、言うほどのものでもないのだけど、その時おれはあまり深く考えずに「かるちえ」というタイトルにした。今思ったら、何でそんな名前をつけようと…

第四章 青い影

おれは音楽が大好きなので、結構いろいろと聞く。(最近はあまり開拓していない)ジャンルはバラバラである。最近は、中国の楽器である二胡(あってるか?自信なし)などを聞いたりとかしている。さて、何年前だったか、友人が「オールディーズのCD貸したろ…

第三章 あの風景

いつ見たんだろうか。脳裏に焼き付いてはなれない風景がある。小さな工場が密集している。空気が悪いのか先が少し霞んで見える。それも黄色だ。黄色のガスだ。プラスチックの焦げるにおい。ひっきりなしに耳をさす金属音。そして小さな橋。そこでおれは何や…

かるちえ 序章

旅に出ようテントとシュラフの入ったザックをしょいポケットには一箱の煙草と笛をもち旅に出よう出発の日は雨がよい霧のようにやわらかい春の雨の日がよい萌え出た若芽がしっとりとぬれながらそして富士の山にあるという原始林の中にゆこうゆっくりとあせる…

かるちえ 第一章

カルチェラタン【かるちぇらたん】〔標語〕社学同の政治スローガン(「神田を日本のカルチェラタンに」)カルチェラタンとは、パリ大学のあるラテン地区のこと。ここがフランスの学生運動のメッカとなったことから「解放区」の意味でも使用された。1968…

第二章 胎児の夢

胎児は、母親の中でずっと夢を見ているという話を聞いたことがある。そう、それこそ地球上に生命体が誕生してからの進化の歴史そのものを夢に見ているという。昔この話を聞いたとき、「ほほう。」と思ったものであるがそのときは、それ以上でもそれ以下でも…

居候、帰る。

昨日の夜中にアパートに戻ったら、居候くんが帰っていた。いつものように、来るときも突然、帰るときも突然だ。思わず笑ってしまった。 ふと机の上を見ると、彼のスヌーピーのシャツが一枚ふわりとかけてあった。また忘れ物か。いっつもだなあ。 前回やって…

Full moon fever

今日はきれいな満月ですこのしずかな光が沈みきった深い闇を少しは照らしてくれるのでしょうかゆくあてもない心の奥を少しはあたためてくれるのでしょうか愛とか絶望とか歓喜とか裏切りとかつらいこととかうれしいこととか食べていることとか食べられてしま…

医学的豆知識。

膝蓋腱反射というのをご存知だろうか?知らない人はやってみましょう。まず椅子に腰掛けて、足を組みます。特に格好はつけなくてもいいです。この時は、上にきている方の足の力をできるだけ抜きましょう。で、何か先のとがった丈夫なもので、膝小僧のすぐ下…

パキスタンカレーについて。最終稿。

パキスタンカレーについて。最終稿。続きです。それからおれはパキカレに毎週のように通うようになった。といっても土曜日限定である。理由はいたって簡単で、その店は1日30食限定で日曜祝日は休み。開店が正午なので、早い日には午後2時には売り切れてしま…

パキスタンカレーについて。その2

前のつづきです。ようやくその店にご対面することができた。店はガラス張りで、中にはカウンター席が7つ。それだけ。友人が誘うままに、おれは店に入った。「ちわ!また来ちまいましたよ」カウンターの中のおばちゃんと話し始める友人を尻目に、おれはメニュ…

パキスタンカレーについて。

高校生のときに入り浸ったカレー屋があった。その名も「パキスタンカレーの店」である。高校生のときは、いっつも授業が終わると(もしくは終わる前もあった)田舎に住んでいたおれは自転車を飛ばして京都市内に向かった。もちろん、友達と遊ぶためである。…

海へ。 その2

更新しちゃってるよ。おい。つづきです。海岸沿いの道をずっと走る。一番奥まで走ると、そこは小さな港だった。エンジンを切り、近くの酒屋でビールを買った。なんとなくビール、だった。一気に飲み干して、近くの防波堤に飛び乗ろうとした、その瞬間胸のポ…

海へ

その日は朝からとってもいい天気だった。休日にもかかわらず早起きしてしまったおれは雲一つない青空を見て決意した。海へ行こう!さっそく身支度を整える。といっても、たいした物を持っていくわけでもなくライダースに身を包み、それでおしまいである。外…

ゲームについて。最終稿。

やっと終わりです。なお、前回までの経緯は下の方にあります。さて、ここまで来ると「おっ。次はようやくプレステか?」と思われるであろう。事実おれもそのつもりであった。やっとプレステが・・・!しかし時代は流れていた。そう、その頃、「プレステ2」の…

ゲームについて。その3。

続きです。心優しい友人たちは、押し入れの奥に大切に仕舞い込んであった動くか動かんかわからんソフトを我が家に大量に持ち込んだ。たくさんのソフトの中から、初めにプレーするゲームにおれはなぜかドラゴンクエスト3を選んでいた。最初に選んだのがこのソ…

ゲームについて。その2

前回の続きです。それからはゲームボーイな日々だった。電池が切れるまでやりつづける。去年は学生ではなかったので、暇は有り余っていた。あまりに電池を消費するので、充電可能な電池まで購入した。おりしも心やさしい友人たちに「風来のシレン」と言うソ…

ゲームについて。

去年の春頃、突如としてゲームにはまってしまった。おれがまだ幼かったころは、ゲームと言えばもっぱら「ゲーセン」でするものであり、それもインベーダーゲームに毛が生えた程度のゲームしかなかった。小学校低学年でようやく「ドンキーコング」などの携帯…

回文シリーズ。番外編。

いやあ、最近のかるちえはかたい話題ばっかりでした。たまにはこういう柔らかいかるちえもお楽しみください。というわけで、あまりに面白いのでこっちに転載。Moulin様、ありがとうございます。再生はしない甲斐なし敗勢さ。 ごくろうさまでした。マラ…

居候と一人称について。

おれの下宿に季節ごとにやってくる居候がいる。彼は今大阪の方で郵便配達の仕事をしているのだが長期休暇を取る毎になぜか実家には帰らずおれの下宿に現れては休暇が終わるまで居座る。どうやらおれの下宿を実家だと思っているらしい。おれの下宿に居着いて…

医者の賃金について。其の弐。

前回からの続きです。はたして医者は儲かるのか?世間では「儲かる」と言う事になっているがあれはきっと厚生省の陰謀だとおれは考える。(学校の教官も同じ事を言った)医者になるためには、人より長く6年もの学生期間がありまずそこでの先行投資がかかる。…

医者の賃金について。

先日クラスメートの女の子を話をしていたら「やっと車の免許が取れたんです!」という話になった。「今度ね、友達とちょっと遠くまでドライブに行こうかって思ってるんです!」と彼女は言う。車は持ってないので、レンタカーを借りるという話だったが友達と…

回文シリーズ。其の参。

「無駄なダム」 「エロ心得」 「万札持つサンマ」 と、ちょっとショートな奴で行ってみたのだけど、もはやネタ切れ気味(笑)ちなみに3つめは友人に聞きました。でも、今回はだめです。はい。お詫びに関西人の古典的会話ネタを。A:「ちゃう、ちゃうちゃうち…