2000-12-01から1ヶ月間の記事一覧

He is...

彼はビンボー学生である。名前は言えない。(笑)いったいどれくらいビンボーなのかというとこのご時勢においてなんと実家に仕送りをしているほどである。そんな彼の密かな自慢は、生まれてこのかた授業料を払ったことがないということだ。もちろん踏み倒し…

科学的である、ということについて。

忘れられない先輩がいる。人生の寄り道をしまくった挙げ句大学に入ったおれとは違って現役で優秀な成績で入学されたその先輩は年は一つしか違わないもののおれが入学した時にもうすでに5回生であった。どういったいきさつでその先輩と知り合ったのか定かでは…

高校3年生の冬。

「やっぱおれ、働くことにするわ」そう親父に告げたのは、確か高校3年の冬だったと思う。おれの通っていた高校は、ごく普通の公立高校だった。京都では、できる奴はみんな私立に行ってしまいために進学校といえばみんな私立である。公立高校は、まあ普通のや…

風邪とエリートと死の制裁について。

最近寒さが厳しくなってきたせいか周りで風邪を引き始めている人が目につく。おれは「何とやらは風邪を引かない」の見本のような人間であるためかあまり風邪は引かない。喜んでいいのか嘆くべきなのかはわからないがともかく風邪は引かない人だ。それでもた…

貧乳(失礼)と肩について。

こっそり告白してしまう。(ってもう矛盾してる)実はおれは、貧乳好きである。(自爆)はああ・・・。言ってしまった・・・。いや、といっても、巨乳が嫌いだとかそういうつもりはない。ただ、どうも今までお付き合いさせていただいた女性に貧乳の方(失礼)が多…

しょーとぽえむ。

げぼっ ぷく。 ぷくぷく る。 ぷくぷく ぷく。

にいさんたちに100の質問。

見てると面白そうなのでおれもやってみることにしました。おれが引用した質問はここからです。しかし、思ったより時間がかかるなあ。まずは1~30までということで。Q1:アナタのナマエ(HN)は?書いてある通りってことで。Q2:HNの由来は?もろに本名の…

最終章 収束。

10月の初めにここで日記を書こうと思い立ったときまずそのタイトルを何にするか考えなければならなかった。と、言うほどのものでもないのだけど、その時おれはあまり深く考えずに「かるちえ」というタイトルにした。今思ったら、何でそんな名前をつけようと…

第四章 青い影

おれは音楽が大好きなので、結構いろいろと聞く。(最近はあまり開拓していない)ジャンルはバラバラである。最近は、中国の楽器である二胡(あってるか?自信なし)などを聞いたりとかしている。さて、何年前だったか、友人が「オールディーズのCD貸したろ…

第三章 あの風景

いつ見たんだろうか。脳裏に焼き付いてはなれない風景がある。小さな工場が密集している。空気が悪いのか先が少し霞んで見える。それも黄色だ。黄色のガスだ。プラスチックの焦げるにおい。ひっきりなしに耳をさす金属音。そして小さな橋。そこでおれは何や…

かるちえ 序章

旅に出ようテントとシュラフの入ったザックをしょいポケットには一箱の煙草と笛をもち旅に出よう出発の日は雨がよい霧のようにやわらかい春の雨の日がよい萌え出た若芽がしっとりとぬれながらそして富士の山にあるという原始林の中にゆこうゆっくりとあせる…

かるちえ 第一章

カルチェラタン【かるちぇらたん】〔標語〕社学同の政治スローガン(「神田を日本のカルチェラタンに」)カルチェラタンとは、パリ大学のあるラテン地区のこと。ここがフランスの学生運動のメッカとなったことから「解放区」の意味でも使用された。1968…

第二章 胎児の夢

胎児は、母親の中でずっと夢を見ているという話を聞いたことがある。そう、それこそ地球上に生命体が誕生してからの進化の歴史そのものを夢に見ているという。昔この話を聞いたとき、「ほほう。」と思ったものであるがそのときは、それ以上でもそれ以下でも…

居候、帰る。

昨日の夜中にアパートに戻ったら、居候くんが帰っていた。いつものように、来るときも突然、帰るときも突然だ。思わず笑ってしまった。 ふと机の上を見ると、彼のスヌーピーのシャツが一枚ふわりとかけてあった。また忘れ物か。いっつもだなあ。 前回やって…

Full moon fever

今日はきれいな満月ですこのしずかな光が沈みきった深い闇を少しは照らしてくれるのでしょうかゆくあてもない心の奥を少しはあたためてくれるのでしょうか愛とか絶望とか歓喜とか裏切りとかつらいこととかうれしいこととか食べていることとか食べられてしま…

医学的豆知識。

膝蓋腱反射というのをご存知だろうか?知らない人はやってみましょう。まず椅子に腰掛けて、足を組みます。特に格好はつけなくてもいいです。この時は、上にきている方の足の力をできるだけ抜きましょう。で、何か先のとがった丈夫なもので、膝小僧のすぐ下…

パキスタンカレーについて。最終稿。

パキスタンカレーについて。最終稿。続きです。それからおれはパキカレに毎週のように通うようになった。といっても土曜日限定である。理由はいたって簡単で、その店は1日30食限定で日曜祝日は休み。開店が正午なので、早い日には午後2時には売り切れてしま…

パキスタンカレーについて。その2

前のつづきです。ようやくその店にご対面することができた。店はガラス張りで、中にはカウンター席が7つ。それだけ。友人が誘うままに、おれは店に入った。「ちわ!また来ちまいましたよ」カウンターの中のおばちゃんと話し始める友人を尻目に、おれはメニュ…

パキスタンカレーについて。

高校生のときに入り浸ったカレー屋があった。その名も「パキスタンカレーの店」である。高校生のときは、いっつも授業が終わると(もしくは終わる前もあった)田舎に住んでいたおれは自転車を飛ばして京都市内に向かった。もちろん、友達と遊ぶためである。…

海へ。 その2

更新しちゃってるよ。おい。つづきです。海岸沿いの道をずっと走る。一番奥まで走ると、そこは小さな港だった。エンジンを切り、近くの酒屋でビールを買った。なんとなくビール、だった。一気に飲み干して、近くの防波堤に飛び乗ろうとした、その瞬間胸のポ…

海へ

その日は朝からとってもいい天気だった。休日にもかかわらず早起きしてしまったおれは雲一つない青空を見て決意した。海へ行こう!さっそく身支度を整える。といっても、たいした物を持っていくわけでもなくライダースに身を包み、それでおしまいである。外…